フィリピン留学の準備は万全ですか?
日本とは異なる気候や生活環境のため、日本で準備しておくべきもの、現地で調達できるものをしっかり把握することが大切です。
この記事では、以下の内容を詳しく解説します。
- フィリピン留学に必要な持ち物一覧(必須・便利アイテム)
- 日本で準備すべきもの、現地で調達できるもの
- フィリピンの電圧・プラグの違いと電化製品の使用方法
しっかり準備を整えて、快適な留学生活を送りましょう。
事前に準備しておくもの(必須)
フィリピン留学をスムーズに始めるために、渡航前に必ず用意しておくべき書類やアイテムを紹介します。
- 学校の入学許可書(原本・データの両方を準備)
- 6ヶ月以上有効期限のあるパスポート(コピーを複数持っておくと便利)
- eTravelのQRコード(フィリピン入国時に必要)
- 海外旅行保険証書(加入推奨/万が一の病気や事故に備える)
- 往復または第三国行きの航空券(片道航空券のみでは入国できない場合があるため)
eTravelの登録方法と、航空券の購入については、以下の記事でくわしく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。
フィリピン留学で必要なアイテム
フィリピンでの生活をスムーズにスタートさせるためには、渡航前の準備が重要です。
特に、現地での決済手段や電子機器の使用環境については、日本と異なる点が多いため、事前にしっかりと対策をしておきましょう。
お金の準備と両替

タクシーやローカルマーケットではクレジットカードが使えないことが多いため、1ヶ月あたり3 – 8万円を目安に日本円を準備し、必要に応じて現地で両替しましょう。
特に、空港や学校までの道中で軽食や水を購入する機会もあるため、出発前もしくはフィリピンの空港で両替し、少額の現地通貨(ペソ)も持っておくと安心です。
ちなみに、両替は、空港や街中の両替所で可能ですが、一般的に市内の両替所の方がレートが良い傾向があります。
また、フィリピンのATMでは、VISAやMasterCardのクレジットカード・デビットカードを利用して現地通貨を引き出せます。
ただし、1回あたりの引き出し限度額が10,000ペソまでと決まっている所が多く、その都度200ペソ程度の手数料がかかるため、何度も引き出すと手数料だけで大きな出費になってしまいます。そのため、学校での支払いに必要な費用をカバーできる額の現金を持参するようにしましょう。
生活用品とその他

- 衣類と下着(5 – 7日分)
- タオル(速乾性のものがおすすめ)※寮に備え付けられていないため必ず持参しましょう。
- サンダル(シャワールームや部屋で使用。ダイソーなどで購入できる安価なもので十分)
- 折りたたみ傘(スコール対策)
- 手洗い用洗濯袋や洗濯用の物干しロープやハンガー(自分で洗濯したい方におすすめ)
- タンブラー(学校内のウォーターサーバーを利用する際に使用。保温機能付きのものがおすすめ)
- お茶パックやコーヒーのスティック(現地で購入すると高いため)
- ジップロックや保存容器(市場で購入した食べ物やお土産の保管用に)
- 南京錠(貴重品管理用)
- 日本製の文房具
フィリピンの洗濯機は強めで衣類が傷みやすいため、高価なものではなく、多少ボロボロになっても気にならない服を持参するのがおすすめです。
また、バギオはフィリピンの中でも標高が高いため、朝晩は肌寒くなることがあります。 半袖だけでは寒いと感じることもあるため、長袖のカーディガンや薄手のジャケットを1枚持参すると重宝します。
健康・衛生用品

フィリピンでは、日本と同じ品質の衛生用品が手に入りにくいこともあるため、以下のアイテムは日本で準備しておくことをおすすめします。
- 常備薬(風邪薬・胃腸薬・頭痛薬・酔い止め・咳止め)
- ポケットティッシュ(トイレで紙を流せないので必須アイテム)
- 生理用品(日本製が好みの場合、多めに持参)
- 日焼け止め(フィリピンは紫外線が強い)
- 虫よけスプレー(蚊が多い地域もある)
- マスク
- 体温計
現地でもボディソープやシャンプーは購入できますが、日本の製品が肌に合っている場合は、小さめのボトルや詰め替え用を持参することをおすすめします。万が一足りなくなった場合は、肌に優しい製品を現地で探して購入するとよいでしょう。
また、長期滞在の場合、すべての期間分を持参するのはスーツケースの容量を圧迫するため、最初の1~2週間分だけ持参し、その後は現地で調達することを推奨します。
どうしても日本製を使用したいものについては、厳選して持参することをおすすめします。
例えば、敏感肌用のスキンケア用品や、特定の銘柄でないと合わないシャンプー・トリートメントなどは、多めに持参すると安心です。
電子機器・ガジェット

フィリピンでは電圧やコンセントの形状が異なるため、日本の電化製品をそのまま使うことができない場合があります。
変換プラグや変圧器が必要か事前に確認しておきましょう。
- スマートフォン(SIMフリー端末推奨)
- ノートパソコンまたはタブレット
- SIMカード(現地SIMを購入すれば安く通信可能)
- 変圧器(対応電圧100Vのみの日本製品を持参する場合)
- 変換プラグ(A/B/Cタイプ)(最近は日本と同じAタイプのコンセントが多いため必須ではない)
- モバイルバッテリー(長時間の移動時に役立つ)
- USB充電器・マルチポートアダプター(複数端末の充電用)
- ドライヤー
フィリピンの電圧・プラグ情報|日本の電化製品は使える?
フィリピンでは、日本と電圧やプラグ形状が異なります。
以下の表を参考に、お使いの電化製品を確認し、必要であれば、変圧器や変換プラグを準備しましょう。
電圧の違い
国名 | 電圧(V) |
---|---|
日本 | 100V |
フィリピン | 220V |
- 海外対応の電化製品(100V-240V表記)ならそのまま使用可能
- 100Vのみ対応の日本製品は、変圧器が必要
プラグ形状の違い
国名 | プラグタイプ |
---|---|
日本 | Aタイプ |
フィリピン | A・B・Cタイプ |
- Aタイプならそのまま使用OK
- B/Cタイプのコンセントに対応するためには変換プラグが必要
まとめ

フィリピン留学をスムーズにスタートさせるためには、必要な持ち物をしっかり準備することが重要です。
特に、生活用品や衛生用品は、現地で購入できるものの品質や使い勝手が異なる場合があるため、必要に応じて持参するのがおすすめです。
事前の準備を万全にして、快適な留学生活を送りましょう。